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色川武大


色川 武大(いろかわ たけひろ、1929年3月28日 - 1989年4月10日)は、日本の作家である。東京都出身。本名同じ。
他に、ペンネームとして本名である色川 武大(いろかわ たけひろ)のほか、阿佐田 哲也(あさだ てつや)、井上 志摩夫(いのうえ しまお)などがある。
色川武大名では主に純文学を、阿佐田哲也名では『麻雀放浪記』をはじめとするギャンブル小説を多数発表しているほか、井上志摩夫名では時代小説などを発表。
麻雀の分野では「雀聖」と呼ばれ、神格的扱いすら受けるビッグネームである。昭和40年代には「麻雀放浪記」をヒットさせたほか、小島武夫・古川凱章らと「麻雀新撰組」を結成するなど積極的なメディア展開を図り「第二次麻雀ブーム」形成に大きく貢献した。週刊少年マガジンにて1997年から2004年まで連載されていた『哲也-雀聖と呼ばれた男』(原作:さいふうめい、漫画:星野泰視)のモデルにもなっている。
また、「競馬、競艇などのギャンブルの中で人が最後にたどりつく『ギャンブルの王様』は競輪である」と言うほど競輪を愛していたことにちなみ、競輪では「阿佐田哲也杯」が立川競輪場で毎年開催されている。麻雀でも「阿佐田哲也杯」が過去に開催されていた(現名称は「麻雀王座決定戦」)。
ちなみに阿佐田哲也のペンネームについては、麻雀で徹夜を繰り返し『朝だ!徹夜だ!』といったことに由来していると、2004年12月28日〜30日に千葉テレビ放送から全国放映された立川競輪場の阿佐田哲也杯・ヤンググランプリ中継にて紹介された。(それ以前から有名な話である)


略歴


1953年、アウトローの世界より引退。雑誌の編集者として藤原審爾のサロンに出入りをする。その後文筆活動に入り、阿佐田哲也名による 『麻雀放浪記』が若い読者の圧倒的人気を得て脚光を浴びる。
いとこの孝子さんと結婚、20年間で10回の引越。難病のナルコレプシー(眠り病)に悩まされる。博打、映画、芸能、ジャズなどに精通。幅広い交友関係を元にした著書も多数。
1989年4月3日、最後の引越先となった岩手県一関市で心筋梗塞で倒れ、一週間後、入院先の宮城県の病院にて死去。享年60。


受賞歴


1961年 - 「黒い布」で中央公論新人賞を受賞
1977年 - 「怪しい来客簿」で第5回泉鏡花文学賞を受賞
1978年 - 「離婚」で第79回直木賞を受賞
1982年 - 「百」で川端康成文学賞を受賞
1989年 - 「狂人日記」で読売文学賞を受賞


墓所・霊廟


京都府京都市伏見区の稲荷山に所在する大日本大道教内において、「阿佐田哲也大神」として神に祀られている。1996年8月8日(平成8)に新日本麻雀連盟の南本喜三理事長が建立した。
命日に近い、4月の第1日曜に新日本麻雀連盟によって毎年例祭が執り行われている。


映画 麻雀放浪記


原作小説の第一巻「青春編」が1984年に和田誠監督作品として映画化されている。
戦後の混乱期の雰囲気を描いたモノクロームの映像、雀卓を舐めるように旋回するカメラワーク、そして実力派俳優達が演じるばくち打ち達、これらが相俟って、麻雀を知らなくても楽しめる第一級の娯楽作品に仕上がっている。
桜井章一の雀技指導により、「つばめ返し」等のイカサマ技を見られるのも魅力。

製作:東映、角川春樹事務所

監督:和田誠

キャスト

坊や哲:真田広之
ドサ健:鹿賀丈史
上州虎:名古屋章
出目徳:高品格
八代ゆき(オックスクラブのママ):加賀まりこ
まゆみ:大竹しのぶ

この映画のシナリオは、『シナリオ麻雀放浪記』として刊行されている。また、和田誠自身による撮影記が『新人監督日記』として刊行されている。

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2006/05/10